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ANIMAGE4月号「千と千尋の神隠し」特集

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●13年目のサツキとメイ―――“千尋という少女”

<STORY>
10歳の少女、千尋は、都会から田舎へ引っ越しをする途中、両親と一緒に不思議な世界に迷い込んでしまう。そこは、湯屋を営む湯パーパという強欲な魔女が支配する異世界。そこでは働がない者は消えるが動物になってしまう。そうと知らずにその世界にある美味しそうな料理をむさぽるように食べてしまった千尋の両親は豚になってしまった。一人その世界に残された千尋は、生きるために湯パーバのところで働きはじめる。そんな千尋の運命はいかに!?

●【この頁の解説】

ここまで「となりトトロ」と「千と千尋の神隠し」の類似点を上げながら、しかし大きく違つているところを見つめてきたわけだが、こうして改めて今回の物語の主人公・千鼻を見てみると、やる気のなさと、生命力の感しられない目、生きることにたいくつしているようにすら見えるぶてぶてしさが印象に残る。

鈴木プロデユーサーばこんな千鼻について、「両親があまりにも大事に育てすぎた給果なのではないか」と詰す。「つまり一言でいえば、千尋ばわがまま娘なんですよ。わがままを言って、これまで自分の欲しいと思ったものはたいてい与えられてきた子なんだと思います」。鈴木プロデューサーば、そういうことが映画を見ていくとよくわかる仕掛けになっているとこの新作のことを語る。そこには、欲しい物を与えられ、わがまま放題に大事に育てられた一人っ手の子供が、10歳になるとどうなるのかという間題に対する宮崎監督の答えがあるのではないかという。「物語の中で、千尋のお父さんとお母さんが豚になってしまうのは、方便でしょう」と鈴本プロデユーサー。

お父さんとお母さんの庇護があるからそれまで千鼻ばわがまま放題にやってこられた。しかし両親がいなかったら千鼻はどうするのか。宮崎監督ばそうして千尋を追い詰めることで、10歳の子供が本来持つ生きるカを描こうとしたのではないだろうか。

「となりのトトロ」が作られ上13年前には、10歳の子供をここまで追い詰め、生きることについて考えさせるような描き方を宮崎監督はしなかった。それだけ今という時代が、生きることが困難仁なっているということなのか。「もののけ姫」のコビーにあった「生きろ!」という言葉をふと思いだす。この新作ば、10歳の千尋という少女を通して、今、生きている全ての人に、宮崎監督が「生きる」ということの本当の意味を間いかけている物語と考えて間違いないだろう。

  

●“少年の瞳を持つ少女” 「ナウシカ」
    「風の谷のナウシカ」‘84

可隣なヒロインを描き続けてきた宮埼監督が.はじめて自ら前に出て戦いを挑むヒロインを描いたそれがナウシカだ。そんなナウシ力の中にはこれまでのヒロインが持っていたのとは別の、少年のような逞しさと強さがあった。
●“愛される子供たち”  「サツキとメイ」
    「となりのトトロ」‘88

「バンダコパンダ」のミミの親戚のような.とこにでもいそうでいない普通っぼい女の子がサツキとメイだお姫さま的な気高さや可隣さこそないが.これまでの他のヒロインと同様.自ら生きる力はとても強く描かれていたように思う。
●“幸せになりたい少女”  「キキ」
「魔女の宅急便」:‘89

宮崎監督が当時の現実に生きる女の子を意識して描いたのがキキだ。魔女という特殊な能力を持ってはいるが.自分の生きる場所を一生略命探しながら.悩み、苦しみながら前を向いて生きる女の子に共感した女性か多かったようだ。
●“誇り高き職人の娘”  「フィオ」
「紅の豚」‘92

キキに続いて宮崎監督が、お姫さま的なヒロインではない現実に生きる女の子を描いたのがフィオだ。職人の娘として、自分も父親の跡を継ぐ覚悟をして自分の仕事に誇り持って生きる姿は現在の働く女性たちの代表のようにも見えた.
●“小さなママ ”  「ミミ子」
「パンタコパンダ」‘72

大人と対等な生活能力を身につけ、どんなことでも楽し気に遊び感覚でやってのけるおしゃまなミミ子。パンちゃんのお母さん代わりを見事にこなす姿は「となりのトトロ」のサツキとメイが一人になったキャラクターを見ているようだ.
●“毅然たるヒロイン”  「ラナ」
「未来少年コナン」‘78

パンダコパンダのミミ子のように無邪気さが全面に出ている女の子が、花が開くように少女になった姿を描いたのがラナ、という印象がある。そこにぱ清楚さと可憐さと優しさと、すでに大人の女性に負けない母性と真の強さがあった。

●“心気高き姫君”  「クラリス」
「ルパン三世力リオストロの城」‘79

気高さと優しさと健気さ。そんな誰もが瞳れる“姫さま”的要素に、少女と女の顔が垣問見える魅力的なヒロインがクラリスだ。パンダコパンダのミミ子にはじまり.ラナにも共通する真の強さと優しさも併せ持った完璧なヒロインだ。

  

【フォーラムより】

  いかがですか?  ざっと挙げてみただけで多くのヒロインが登場していたのですね。「もののけ姫」のサンなど、まだまだいますね、そうそう、近藤監督の「耳をすませば」の雫なども、宮崎監督の心が染みてくるものとして挙げられても良いと思います。全部は知らなかった…とおっしゃっている貴方!私のお仲間です。(^^)
  さあ、たくさんのヒロインたちが揃いましたね、キキのこういう所が素敵とか、ナウシカの心の強さがたまらないというとこなど、何でも結構ですので、[予想コーナー] の千尋ってどんな子?で、話合ってみませんか。

  

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