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<><><><><><><><><><><><><><><><><><> 「千尋とTОRОRО」 <><><><><><><><><><><><><><><><><><>



  「登場人物」-----------トトロから名前をおかりして、
                 すごく短編なので名字はいらないのですが。

     日下部 千尋 : 10歳。
     日下部 太  : 元ラガー、熱血漢の父、33歳。
     日下部 佳織 : 千尋のやさしい母、文学に博識な30歳。
     TОRОRО  : 時の意志。年令?・・・約300兆年ぐらい。

  「物語」---------------

     生命の誕生より以前、宇宙の始まりの頃から、時間はある意志を持って進んでいる。
     人々は、自らの意志の通りにはならない「時の意志」が、在ること を無意識のうちに学び伝えてきた。
     「時の意志」は、人及び生命体の意志の介入を全く受容れることはない。
     しかし、まれにその姿を観る人がいる。その希有な現象に遭遇する千尋!

     ------始り-------

     初夏の陽射しのなか、澄んだ風が流れている。
     窓を開けっぱなし、空調なしでも心地好い車内、父と母の会話のなか物思いにふける千尋・・・
     はっ!として、後部座席の千尋をみる佳織、

     「あなた、千尋がいないっ!」
     「どっ、どうした!」
     「千尋、千尋〜!」

     ------中略-------

     「な〜んだ、千尋いるじゃないか」
     「ああ、よかった!」            千尋、両親にはげしく抱きつき、声も出せない様子、
     「よかった、本当によかった!」     やさしく還す佳織に、落着きを取り戻し手をゆるめながら
     「お父さんお母さん、だ〜い好き!」  両親に頬ずりする千尋、時空渦が去っていくのに気付き、
     「TОRОRО・・・!」           時空渦、その姿を完全に消す。

     ------終り-------

     「千尋、野菜もちゃんと食べなさい。」 翌朝の食卓、佳織はちょっとにらんでみる。
     「えっ、何その・・・」            耳に痣のようなものが見える。

     レタスをほほばる千尋の左耳に、昨夜まで気付かなかった不思議な痣がある。
     TОRОRОからのメッセージ、時空渦そっくりの形、千尋に再来を告げるものである。

 

<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><> 「 考察 」 <><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>


     ところで、みなさんは時間に意志があるのを・・・
     感じた体験はありませんか?

     時間に意志があるなんてことを、
     いきなり受容れられる方は居ないでしょう。
     またあるとしても、そんな経験をするなんてとても希な事
     かもしれません。

     しかし有るとしたら、大変興味深いですよね。
     でも、古い言い伝えにはそう言うのがあるかもしれません、たとえば、

     「云々が来るから、早く寝なさい」とか、そういう躾もあったように聞いています。
     「ほら、あのおじちゃんが怒っているでしょう!」とかいう、躾も今は多いようですね。

     つまり、現在は「云々が来るから・・・」に相当する言葉が無いのではないでしょうか?
     昔から継承されていた大切なものを取り戻すことは、なかなか難しいことと想像します。
     でも、もし「ほら、云々が来るよ!」が常に通用すれば、本当に使って便利ですよね。

     さてさて、あまりに耐えられない内容と分っていますので、ご批判はご勘弁下さい。
     本編の物語が展開するのは、千尋が両親と一緒に車にのっているシーンから?を想定しました。
     スタートからのいきなりエンディングの、呆れるほどとても短いものですが、ご感想はいかがですか?
     できましたら、素晴らしい物語へ創作していただけることを希望しています。


 

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