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【 かぐや王子 】

 [物語] さきち

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【はじめに】 

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【1】

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夏樹はその日の夜、庭の高い木の上に登った。
空の彼方を見つめて何も考えない。。。すごく楽だ。。。神秘に満ちてる。。。
そう思いながら。。。
そっと目を閉じる。。。っとその時だ!!
!?何かが叫びながら落ちてくるのが見えた!!

「ドサっ!!!」
一瞬の出来事で、何がおきたのか全くわからない。
何かが木の上に落ちた。それだけはわかった。
そろりそろりとちかずいてみた。。。
っと、、、「頭の上に何かいる!?」
頭上で「ミャ−−−。」と雄たけびが聞こえる。
私は頭上の物をひきずりおろした。
暗がりで目をこらして見る、、、すると!!

「な、、、なにコレ。。。」
それは、ピカチュウのようなウサギのような生き物。。。
「ぎゃああああああああああ!!!!!!うわあああああ!!!」
っとその時だ。向こうに落ちた本体が

「うるっさいわね〜」と言った。
それは、髪の長い平安時代のような服を着た少年であった。
びっくりした!!「あ、、、ああんた、どっから落ちたの。。。?」
すると少年は空わ指差しこう言うのだった。
「空の上の月から。。。月ウサギと一緒に。」・・・・・つずく

 
   

【2】

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「は・・・?」
これしか出てこなかった。
しばらくおいて、
少年は話だした。
「僕は『かぐや姫』の血を引いてるの者なの。」

「は・・・?かぐや姫ってあの。。。?」
「って冗談いってんじゃないわよ!!しかもその話し方なんとかなんないの!?あんた男でしょ!?」
「え!女っぽい?女血族の家系だからかな。」
(・・・・・・・女血族?)
「ほんで、、、本当はどっから落ちたのよ?」
「それが〜、月から落っこちちゃったのよ〜・・・で、何か食べさせてちょ-だいな。」
頭をかきながら少年は言った。
(・・・・)
「がつがつがつがつがつがつ・・・・!?」
「・・・!!ガン!!」
夏樹がすさまじい顔で、テ−ブルを叩いた!!

「あんた!!図々しいわよ!ちょっと!聞いてんの!?」
少年はかまわず、「地上のご飯はまあまあってとこね〜おばああちゃあん、おかわり〜。」
「も-!アンタその話し方止めてよ!もっとしゃきっとしなさい!」
「モゴモゴ、さっきからアンタアンタうっさいわね〜僕にはれっきとした名があるのよ。」
「まあ、そうね。。。あたしは雨下夏樹。。。」
「夏樹か。。。いい名ね。僕は、かぐや貴沙瑠(きさる)」

「ふ-ん、い・・・いい名ね(変なの〜)。。。」
「いいの-男の子がいると。わしの若い頃にそっくりじゃわい。もっと食べなはれや。」っと夏樹のおじいちゃん
っとその時キサルが、
「では僕は、こういう喋り方をすればいいのじゃな?」
と言った。
「何でそうなるわけ・・・?」
「だって、そこのお方も男じゃろう。」
キサルが指差した先には、おじいちゃんがいた。。。
・・・・がつがつがつがつ・・・つづく

 
   

【3】

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「いってきま−す!」
元気よく夏樹は家を飛び出した。
「お−い、夏樹どこ行くんじゃ?」
「学校よ!学校!!遅れちゃうよ!」
「ガッコウ・・・?」
「じゃ−ね−!!」たったったった・・・

−−−−−学校−−−−−−
(先生)「この公式さえ覚えておけばオッケ−よ!ちゃんと写してる?それから・・・・」
「ふ−、それにしても、アイツなんなんだろう。あたしには関係ないけど、でも・・・家帰ったらアイツまだいるかな。」
と、その時だ、教頭がクラスのドアをノックした。
「先生。ちょっといいですか?」
「はい?」
急にクラスじゅうがざわめいた。
先生と教頭が廊下でなにやら話している。
(はい・・・ええ。わかりました。)
(では先生よろしくお願いしますよ。。。)
話が終わったようだ。ざわざわ−−−
「・・・・?」
(先生)「じゃ、はいりなさ−い。」
汗がたれた。「まままままさかああああ!!!」
「やっ。」2本指を立てておでこにあてた。
そのまさかだった。キサルだ。

「かぐや貴沙瑠じゃ。」
「かぐや君は外国から来たそうよ。え−−っと、雨下さん?雨下さんの親類だそうじゃない?まだわからない事あると思うから
・・・かぐや君は雨下さんの隣に座りなさい。」
「はいじゃ!」
恥ずかしそうに隣に座った。チ−ンとして座っている。
(ね−、どうやって潜りこんだのよ?)
夏樹がコソコソ話をはじめた。
(今朝じじ様に学校へ行きたいと言ったのじゃ。)
(!?でも、今朝言ってなんとかなる事じゃないでしょ?)
(でも、何とかなった!)
キサルはにっこり笑ってみせた。
「何・・・ソレ・・・」
・・・・・・・・つづく
 
   

【4】

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キンコンカンコ−ン
学校の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「バイバ−イ」
夏樹が教室を飛び出していった。
「・・・あれ?の−。夏樹はもう帰ってしまったのか?」
キサルが近くにいた女子に聞いた。
「あれ?知らない?あの子なぎなた部に入ってるんだよ。部活行ったんじゃない?」
「そうか。。。」
(部活・・・?)
キサルは部活の活動場所へと向かった。
爽やかな風がキサルの長い髪をなびかせる。
学校のそばの竹林を抜けた所にそれはあった。
玄関の隙間から袴姿の夏樹を覗く。
しっかりとした目線と中段に構えた姿が妙に綺麗に見える。
僕は立ち尽くしていた。。。
頭の中は真っ白になった。
ふと夏樹の目がこちらを向いた。
びっくりした!とっさに出た言葉が
「や・・・やあ。」だった。
「あ!来てたんだ!」
と言って夏樹が近づいてきた。
「ねえ、ちょっとよってって!なぎなた教えてあげるよ!ね、こっち来て!」
夏樹はキサルの袖をひっぱった。
「お・・・おい!」
僕は地上の人間の真似事をした。
そして夏樹のすごい笑顔に不信感を覚えた。
・・・・
「どうして、夏樹はそんなに笑っているんじゃ?」
「え・・・?」
「夏樹が笑ってる理由がしりたいんだ。」
・・・・
「・・・嬉しいんだよ。」
「・・・嬉しい?どうして?」
「ここに人が来るの久しぶりなんだよ。見ての通り部員あたしだけでさ。もうすぐ廃部なの。いつかはまだわかんないけど。。。でもね・・・でも・・・できるだけここ使ってあげたいんだ。」
・・・・
「ごめん。変な話。。。もう帰ろっか。」
・・・・
とその時キサルが言った。
「明日また来てもいいかの?」
・・・「え!?」
夏樹が驚いてキサルの顔を見た。
「僕におしえて?」
・・・・
「厳しいんだからね・・・?」
さっきの笑顔とは違うけれど、暖かい笑顔だった。
そして夏樹は玄関に向かって歩きだした。
心地よい風が夏樹と共に振り返って僕を見た。
隙間から差し込む西日に照らされて夏樹が輝いて見える。
「着替えるからちょっと待ってて?」
そう言うと夏樹は出ていった。
その瞬間わくわくした感じが広がった。
「なんだ・・?・・・この感じは。」
 
   

【5】

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【考 察】

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