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「ニュータイプ」6月号特集  index 1 2 3


INDEX <索引>

1.千を待つ別れと出会い (ハク、リン、釜爺、ススワタリ)
2.湯屋の管理者たち    (湯婆婆、父役、兄役、かしら)
3.お楽しみラストページ   (千尋はどんな表情で・・・?)
 

それは、退屈な引っ越しでした。

引っ越しの日、車は快調に飛ばしています。
楽しそうなお父さん、ちょっと不満のお母さん。

そして、後ろの座席には千尋。10歳の女のコです。
彼女の手には花束。お友達からもらったカードも花といっしょに車に揺られています。
でも、千尋はなんだか退屈そうてす。
車はどんどん進んでいきます。道はいつの間にか細くなって、
周りの緑はずっと濃くなります。それでも、お父さんは車を止めません。
千尋はちょっど頭を上げて、窓の外をのぞいてみました。  

―――笑ってる!それは、緑の大きな人の顔でした。
木と木の間に、まるてダルマみたいにゴロンとその顔が座っていたのてす。
おまけに、その笑い顔といったらニコリ、というよりもニヤリ、という感じでした。
千尋はその顔が自分を見つめているような気がして、
なんだか背中のあたりがモゾモゾするのを感じたのでした。でも、それも一瞬のこと。
緑の顔はあっという間に、千尋の視界か流れさっていったのでした。

急に体が前につんのめりました。お父さんが急ブレーキを踏んだのです。
車を降りると、そこにはトンネルがありした。
トンネルは小さく、車は通れません。
トンネルの上は、赤い瓦の見たこともないような不思議な建物なっていました。
おまけに、トンネルの前には、さっき千鼻が見かけたあの顔と風とおなじものが、
まるでトンネルの人り口を守るみたいに立っているのてす。
千尋はまた背中がざわざわしました。
でも、お父さんとお母さんは、どんどんトンネルを進んでいきます。
先に行きたくない、と千尋が言っても、2人は聞いてくれません。

ふいにトンネルを抜けました。さっきまで山の中だったのに、
そこは広々とした草原でした。向こうには街が見えます。
いきなり吹いてきた強い風に髪を揺らしながら、
千尋ばも一度。元に戻ろうよ、と、言いました。
でも、お父さんお母さんは止まりまぜん。
やがて、街に迷い込んだ2こ人は、お店にある食べ物を食ぺはじめてしまいました。
2人はまるで千尋の声も姿も見えていないように、一生懸命、料理を食べています。

やがて街に夕闇が走っていきました。
千尋がよく見ると街にあるのは、夕闇だけではありませんでした。
街の中に夕闇よりもっと濃い、人の影のようなものが動き回っています。
ここは不思議の街のようです。驚いた千尋がお父さんどお母さんの姿を見ると、
2人ほなんと豚になっていました。

そして千尋は知ることになります。
この街は、神様が疲れをいやしに集る『温泉町』なのでした。
人間が入ってはいけない世界に入り込んだ千尋は、この世界で生き延びるために、
望まないながらも、街の中心を占める巨大な湯屋〃油屋〃に入り込みます。
そして千尋は、そこを支配する湯婆婆に、なんと名前を奪われてしまうのです。

 


フォーラムより

 

制作途中

 

 


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